共有:篠塚さん
先程、大学サッカーをしている選手が 1週間前に左膝半月板損傷で割れてしまった例がありましたので共有します。
対象者:大学サッカー選手
受傷の要因:特になし キーパー練習中に痛めてしまった
既往歴:高校生の頃に右外側、左内側の半月板を損傷→経過観察で痛みが無くなったので放置
Dr.の診断:今回は半月板が割れているので、重症化するようなら手術とのこと
痛み:歩行時の膝伸展位で痛みと不安感あり・左膝屈曲で痛みあり
所見:深く曲げようとすると ハムが拘縮して制限がかかるような様子
アプローチ
・眼球運動
この段階で歩行の不安感が消えて、膝屈曲時のハムの拘縮が無くなる
・指の運動
・ミラー関節(右肘の伸展)
・ワニの呼吸と座位での呼吸
・脊柱側屈運動とひし形体操応用版
・馬歩からの脊柱回旋動作
歩行中の痛みも不安感も、膝屈曲時の痛みもほとんど取れておりましたが本人曰く、眼球運動後が1番効果的だったとの事。
まだ膝屈曲も無理矢理やるとちょっとだけ違和感があるのと、閉鎖神経ストレッチで脚を組むようにすると痛みはある感じ。
私の見解では歩行の荷重感覚がもう少し必要かなとも思いましたが 痛みの状態が変化したのを自覚してもらえたので良かったです。
半月板が割れている状態ではあるのでまだリハビリ段階である事を前提に話をして、次回も対応する予定です。
先日の補講で高木さんの膝についてをお話されていたので、前もって色々予習出来たのはよかったです。
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翌日の経過報告
歩行が気持ち楽になるくらいでやはり運動動作が入ると痛みがある状態だったそうです。
本人には眼球運動と指の運動を中心に 自分で行うようにお話をしました。
やはりまだまだだなーとも実感します。
もちろん半月板が割れている状態があるのである程度は痛みが戻るとは感じていましたが、その場の反応としては良いが、それで浮かれていてはいけないなと反省しました。
とりあえずは週1くらいで対応してみて色々考察をしていきながら、アップデートしていきます。
コメント:亮司さん
先日のオンラインでのセッションはお見事だったと思います😄
戻る部分は本人にお伝えして、次の段階は同じやり方だと痛みの変化が起きない場合があります。
その際には
・膝を挟んでいる関節の踵骨や舟状骨などの足回り、股関節のモーターコントロール
・下肢の神経系のアプローチ などが有効になって来る可能性があります。
あと膝に関しては前庭器官の影響の可能性が高いので、それに関連した種目を入れてみるのも良いかと思います🙆
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